2006年11月01日

ケブラー(KEVLAR)ステッチ


580b300e.gifKEVLARの原料である「アラミド繊維」は、1960年代に空軍パイロットの命を守るために開発されたと
いわれるスーパー繊維である。
以来、素材の資質の高さから、様々な加工技術によって多くの最先端素材として活躍している!
例:ブレーキパッド・クラッチ板・ガスケット・タイヤ等、最近では光ファイバーケーブルにも使われているという。
KEVLARはパラフェニレンジアミンとテレフタル酸の重合によって、分子構造が剛直で直鎖状の骨格を持つために鋼鉄の5倍の引っ張り強度を持ち、耐熱(分解温度 約500℃)・耐摩擦性も高い.
※F1ドライバーSuitでも使用されるノーメックスR(NomexR)もアラミド繊維類を布地に加工したものである。

さて、素材の説明が長くなってしまってm(__)m
PRIDE1 SuitではKEVLAR製の糸をステッチとして使用している。
素材説明で書いた通りに何しろ強い!!
何故なら、当方他メーカーでも修理を受けている経緯からPRIDE1 Suitと他メーカーで
のステッチ切れの差が著しく違うのである。
ポリエステル糸も引っ張り強度はある程度強いとは言え、耐熱・対摩擦性は弱い
※:耐熱・対摩擦性が強いといわれるボンド糸も試してみたが及ぶものではなかた。
但し、強いからといって全ての縫製をKEVLER糸では駄目なのである!
何事も「適材適所」という事だ!(詳細は企業秘密につき悪しからずf^^;)
また、紫外線に弱いという一説があるが10年選手でも全くと言って良い程問題がない(^^)v
しかしながらとてもコストが高く、よく使われているポリエステル糸の約9倍である(>_<)
そんな理由からか、素材としてはピカイチであるが既製品での使用は皆無である。
※オーダーメーカーの多くはKEVLAR糸を使用している様である。
この様に書いてしまうとオーダーSuitの良さが見えてきてしまうが「転倒」→「修理」が避けられないレーサー諸君には修理コスト(ステッチ1本/1,000円程)に関ることなのでレース予算を踏まえチョイスして欲しいものである。
ツーリングユースは予算に応じてという事だろうか!?

PRIDE1
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2006年10月20日

ブーツアウターSuit


4db5426d.jpg近年、ロッシの影響かSuitの裾をブーツの外に出るタイプの「ブーツアウター」の要望が多い様に思う。
確かに足は長く見えなかなか格好が良いのだがデメリットもある。
通常Racingブーツはご存じの様にスネ・クルブシ・カカトへ樹脂製のプロテクターを装備している。
それを覆い隠しスムーズなステップワークをするにはそれなりの余裕が必要になる。
そしてその余裕が転当時どうしてもSuitのダメージを大きくしてしまう。
また、その余裕がスライダーベースのブレを招く場合もある。
※:もちろんオーダーSuitであれば使用するブーツに合わせて最大限のフィット感を得る事は出来る。
※2ロッシが愛用する「ダイネーゼ」ではそれ専用のハーフブーツを用意し、ふくらはぎにフィットしながらブーツアウターを実現している。(作り手としては一種のジェラシーを感じる次第^^;)
特にレースで使用する場合等は「修理コスト」も考えなければならなくなる。
転当時、通常であればブーツに傷が付く程度なのに対してアウターの場合、路面とブーツのプロテクターに挟まれる訳であるから破れる事もしばしばである。
もちろんブーツがあるので怪我にはつながらないとしても、車検の装備チェックが通らないという事になる。
まぁ長年inブーツが主流な訳があるという事である。
その反面、ツーリングの場合「もしもの場合のSuit」である事を考えればスタイルもよく見えるアウターブーツがお勧めの様に思う次第だ。
やはり「海外ブランド」でも書いた様に「用途に応じてチョイス」という事になる訳である(^^)
※PhotoはPRIDE1 Rider“SHIBUKEN
PRIDE1
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2006年10月10日

海外ブランド 2

海外ブランドSuitの追記を少々”

日本ブランドとの大きな違いは言い換えてみればまさに「文化の違い」であるという事である。
日本では転倒してツナギが破れたりすると「どこ何処のツナギは破れる!!」となり壊れる事を嫌うのに対してヨーロッパ等はあくまで体を守るアイテムの一つで破れようが、その時体を守れればOK(そもそもの存在意義はまさにその通り!?)なのである。※MOTO GPを見ていても転倒後破れているシーンを目撃する事はご存じかと(^^)
そこで、 前回の「用途に応じてチョイス」を説明したいと思う。
■これからレースを始める方→イヤでも転倒する訳なので耐久性のある日本ブランド
※但し、廉価なモノは革の質を落としているケースが多く見受けられるのでご注意を!
■ツーリング中心で「もしもの場合」という方→軽い作りの海外ブランド
※但し、ワンピースは立体裁断がキツイので2ピースがベター
■本格的なレースの方→予算が許すのであればカテゴリーに合わせられる(強度を保ちながらの軽量化もOK等)オーダースーツがベターであるが、既製品を選ぶ場合「修理体制」の充実した日本ブランドが良いかと思う次第。
また、マメなメンテナンスを費用含めて考えるのであれば「軽量化」につながる海外ブランドもベター”
※海外ブランドは修理体制のない所もあるのでご注意を!

当方、他メーカー修理・サイズ修正等も承っていますので困った時はご相談下さい>>[Contact Us]

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2006年10月01日

海外ブランド

近年、多くの海外ブランドが販売される様になってきて、国際色豊になったモノである。
デザイン的にもインパクトがありディスプレーの感じも「Racingパターン」といった感じで、ライバルでありながら、なかなか格好が良い様に思う。
しかし、作り的な部分などあまり変わらずに見えると思うが、この部分は職人から見ると実は「似て非なるモノ」なのである!!
では、「何処がどう違うの?」という事で「これからSuitを」と考えている方に参考になればと思う次第である。
------------------------------
■革の厚さ
海外ブランド 1.2mm〜1.4mm
日本ブランド 1.4mm〜1.6mm
※これは革を鞣す(なめす)時に日本では柔らかくするためにWhail oil(鯨油)を使うのに対してヨーロッパ等は法律で禁止されているために使えない(捕鯨反対なのだから当然”)との事、故に薄くするしか無いのである。
■サイズ及びパターン形状
海外ブランド:フィット感を重視でキツイ立体裁断
日本ブランド:若干ルーズフィットでの立体裁断
※日本は「大は小を兼ねる」的な発想が強く、窮屈感を「キツイ」と感じてしまう為にある程度の「ルーズさ」を考慮してサイズグレーディングしてあるのである。
海外は薄い革を使っている事からフィットさせる事が可能になるため無駄を省いて小さめに作る訳である。また、シーリング(ジャバラ状部分)を多用出来るのも薄い革が故である。
■重さ
海外ブランド:とても軽い
日本ブランド:軽いとは言い難い
※強度的には当然日本ブランドが丈夫である。
------------------------------
以上、海外ブランドが「駄目」といっている訳では無く、用途に応じてチョイスする事が大事という事でなので誤解の無い様に。
>>海外ブランド2

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2006年09月29日

Blog スタート


Racing Suit(革ツナギ)に関わり20年程、思えば長い事関わってきたと我ながら感心している次第。
多くの時間を「開発」という職人としては光栄なポジションで過ごせた事を考えると有り難い限りである。
PRIDE1もファクトリーメーカーブランドとして立ち上げてやはり18年程。
他メーカーの開発を主な業務にし、ある種「趣味」の領域で来てしまった様な気がしてならないが、良く続いているモノである(お客様に失礼f^^;)
これも一重に、時にはWGP(MOTO GP)ライダー・全日本ライダーと多くのTopライダーに教えを請い、より良いSuitを開発して来れた事は彼らに感謝すると共に職人としてはこの上ない幸せであったと思います。
これを機にこれまで開発業務で得られた事をこのBlogを通して多少なりとも発信していけたらと思い立ち上げた次第です。
まずは、ご挨拶まで。

PRIDE1
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pride1jp_vol2 at 21:13|この記事を表示 このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Profile | Information

2006年08月01日

ダイネーゼ エアバック Test(YouTube)



>>記事に戻る('08ライスポ5月号 No.304)

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