モタードスーツ

2008年03月04日

YassyスペシャルSuit完成!!

9f40597b.jpg10日程前に最終チェックに来てくれたYassyこと松本選手のスーツが無事完成(^^)v
明日(既に本日)大阪での撮影という事でタイトスケジュールになったが何とか間に合わせる事が出来た次第である!!(Yassyが受け取りに来てくれたが故の「間に合った」であるのだが^^;)
数時間に及ぶ入念な打ち合わせ(職人VSライダー)の成果が表れたスーツである!!


064c3980.jpgオフロード出身ライダーは従来「ジャージ」と呼ばれるルーズフィットのウェアを着慣れているためタイトフィットの革ツナギはどうしても「窮屈感」を感じてしまう様である。
しかし、ダブダブのスーツでは安全性が損なわれてしまうために、どこにどれだけの「ゆとり」が必要かというのが重要になってくるのである。
Yassyのコメントを慎重に分析”そしてそこに自ら20年あまりのスーツ作りのノウハウをミックスさせての「Yassyスペシャル」という事になる。
10af39d3.jpg昨年、供給した熱田選手と方向性は同じであるモノのやはりTopライダー、こだわる部分が若干違ってくる。
基本的には、PRIDE1'08モタードをベースに彼のスパイスを加えていくのである。
Yassyが特にこだわった部分は「腕」「脇」「大腿」。
彼は、トレーニングの賜物で見事なまでにアスリート体型で主要な筋肉が発達している。
そしてルーズフィット育ちが相まって「圧迫」を嫌うのである。
90658210.jpgしかし、先程も触れた「安全性」に逆行するのは必然、ここは職人技の見せ所である(^^)v
もちろん使い手が「OK」を出したスーツが最良であるので革ツナギとして最大限の「ルーズフィット」を取り入れ安全性に大きく関わる部分を微妙な匙加減でフィットさせていく!
ecc20c84.jpgそして、制限を嫌うオフロードライダー対策(熱田選手同様)で袖ファスナー部はベルクロを採用、裾口は、PRIDE1'08モタードからさらにモデファイの'08改である(^^)v
などと書きながら試着まではドキドキであったことは言うまでもないf^^;)
結果的には「良いですよ!これ”」「早くこれで走ってみたい!!」とYassyのコメントを頂けたのでホッと一安心と同時にある種の自信を深めた次第である(^^)v
P.S.走行時の彼のインプレッションが待ち遠しい(^^)
◆関連記事「Yassy(ヤッシー)見参

PRIDE1.JP
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2007年12月19日

モタードスーツ'08先行開発モデル


9106a75f.jpg先月(11/25)【Super Tarmac Daiba Round 】でのお披露目した'08モデル(Motard Suit)である。
基本デザイン(Photoの様に下半身をBlackとSilverLineでワイルド感を^^;)は継承しつつも細部に改良を施した。
本格的にモタードツナギ開発始め約4年の歳月が流れ、その集大成と言えるスーツが出来た様に思う!?
MOTO1Topライダーのツナギを手がけてきた訳だが、'06までは何かしっくりこない部分(謎!?)が最後まで消えずに試行錯誤!
941a4ffd.jpgもちろんダメだった訳でもなく当然評価は頂いていたのだが、やはり職人としては「No problem」が欲しい!特にオフロード出身ライダー(熱田選手(Photo)他)の微妙な要求に明確に答えていないであろう!?と答えが見えないもどかしさ...。(各選手Photoから読みとれる様にOff出身ライダーはアクションが大きくロードから見ると特異な部分が!?)
しかし本年初旬('07)YassyことMOTO1'06チャンピオン松本選手(Photo)との出会いからその謎の答えが明確になる事になる(^^)v
c32a9a6c.jpgシーズンイン直前、アメリカ参戦のため成田空港に向かう途中「律儀」にも工房に立ち寄ってくれ、時間の限り「使い手」と「作り手」の意見交換が実現した。
もちろんサーキットに応援を兼ねて時折赴くのだがレースに集中している選手にはどうしても遠慮が出てしまいなかなか突っ込んだ意見を聞けない!そう”職人にとってはとても貴重な時間なのである(^^)
b8d34467.jpg'08モデルの特徴は前出の「モタードスーツ」を継承するも'07シーズンのコンセプトに掲げたニットの拡大(※)に頼らずカッティング(パターン形状)を駆使して可動範囲を確保した事である。また、袖口のカットもより進化と見た目は差ほど変わらないが着てみると明らかに違うのである。
'07Suitに対する熱田選手から「すっごく良いっすよ!」とのコメントは職人として最大の賛辞でありそしてライダーと作り手の意思の疎通が行われ「確信」に変わった瞬間でもある。
※:ニット部の拡大はロードセッション転倒時のリスクをも拡大してしまう(>_<)
b61fbe62.jpgそしてその'07開発BaseSuitの進化版(下記をも加味)が'08モデル(モタード)である。
また、この4年間多く(モタードスーツ)のリペア(修理)を受けある事に気が付く!何故か!?どのスーツもロードの感覚からいうところの「ボロボロ」で帰ってくるのである。長年修理をしているが「使用期間」を考えると信じられない位ダメージが酷いのである。※ボロボロといっても穴だらけという訳ではないのだが...。
その都度「何故?」が頭をよぎり「使用環境・頻度」をイメージしてみると“なるほど”なのである!
9412c082.jpg◇走行代(練習)が安価なため走行時間がロードでは考えられない程多い。◇ダートセッションでの転倒、そして雨のダートの泥はスーツに更なるダメージを与える。◇絶対スピードが低いため転倒でのダメージ(体)も低いと考えられ、ある意味転倒(当然走行量と比例^^;)
が多い等々”故にある面ロード以上の耐久性※が必要なのだと実感する訳である。
'07までのSuitでは「動き易さ」「軽量」を重視して採用していた膝下のケブラー混素材をロードスーツ同等まで縮小し耐久性を確保する等まさに4年間の集大成かと(^^)v
※:決して安いモノではないのでPRIDE1では対応年数(耐久性も重要かと考えます。
追伸:来年('08)ロードスーツの基準から落とした形でモタード専用MFJ公認スーツが施工される予定の様だ!?しかし現在予定されている基準を聞いた限りでは使用環境・頻度(トータル的な強度)等は無視され「最高速が低いから大丈夫」的な基準であると言わざるを得ない(>_<)
※これは余談であるが、某メーカーの様に「動き易さ」「軽量」の最重視でSoft素材をふんだんに使うスーツも最高速を考えると強度的には問題ないのであろうが、やはりトータル的な耐久性には些か疑問が残る次第である!(この某スーツも基準をクリアするらしい@_@;)
PRIDE1.JP
プライドワン.JP 追記>>
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2007年03月03日

モタードスーツ


febf4c81.jpg前回掲載の「'07モデル(ロードレースSuit)」との違いはまさに「似て非なるもの」!?
並べて吊るしてもさほど違いが分らない程である。
しかし、パターン(型紙)上ではパーツによっては同じサイズでも数センチの違いを設ける必要がある。
マシン形状が違う故当然なのだが、ツナギ初心者の方に説明するのはなかなか骨が折れるモノである(同じと考えあれば良いと思っている方が大半^^;)
そうは言いながら開発当初は驚きの連続だった事を思い出す次第である。
モタードの場合も例に漏れず幸運な事に最初に手がけさせて頂いたのが、モタード界重鎮でTheBrakeShop主査のMr.Tony(^^)
余談になってしまうが、電話でのやり取りの後、彼との初対面は本当ビックリ!!何故なら、全く訛りの無い日本語故、「Tony」はニックネームだと思っていたところ“すっかり外人(quarter)”しかし、話せば話すほど日本人なのだが(^^;)
09403cac.jpg余談はこの位で、当時製作していたツナギはロードレースOnlyだった事から、まず今(当時)着ているSuitを借りその問題点を挙げてもらった。
そして、多くの写真等を提供してもらいイメージを膨らませた訳である。
後日そのイメージを載せた「シーチング(仮縫い)」を試着してもらい問題点を挙げてもらう作業である。
その時なんといっても驚いたのがライディング時の上半身の動きである。
写真等を見てはいるのだが写真は止まっている訳で実際に動きを再現してもらうと自分のイメージの甘さにガッカリ(>_<)
しかし、そこからがRiderとの「勝負!?」ワクワクする瞬間f^^;)
そしてその瞬間が、職人の探究心が目覚める時なのだろう!?新たなイメージが沸くのである(^^)4f015b04.jpgさて、本題に移るとしよう!
■大きくサイズの違う所
◇胸幅
モタードスーツ
ライディング時、肘を背中より後ろに行く動作があるため「広め」
ロードレースSuit
上記の動作が無いため革部分を狭く、アクシデント時(マシン挙動修正)の動きにはニット素材等の「伸び」で対応する。
◇前丈
モタードスーツ
Offセッションのジャンプ等に対応するため直立姿勢を考慮し「長め」
ロードレースSuit
当然ジャンプ等は無いので余分なシワを無くすことを重視する。
※:表彰台で手が振れる事が基準となる。
◇膝下
モタードスーツ
マシンがモトクロスBaseでるためかハングオンをほとんど用いないためバンクセンサーベースは付けない。
また、付ける場合でもブーツがやはりモトクロスBaseであるため付ける場合も位置等は考慮が必要。
※:モトクロスブーツはバックルで強く締めるためPRIDE1Motardではブーツアウター以外は「裾」にファスナーは用いずベルクロ(マジックテープ)を採用!
ロードレースSuit
ハングオンが基本である故上記とは真逆でご存知のスタイルである。

他にも様々な工夫があるが「企業秘密」という事で、以上を「Suitチョイス」の参考にして欲しいと思う次第である。

追伸:
Photo1(Tony)はMotardSuit 第1号!!
Photo2・3 は、Fire Pattern・Fringe・Swell Hood(コブ)を装備した“PRIDE1 Motard”(以前「Jeff Ward(タイトル)」でも紹介)
※ご参考までにDesignからSampleUpまでトータル企画依頼を受けたHusqvarnaSuit
◇>>'08モデル(モタード)
◇>>Yassyスペシャル

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